2020/9/2

言葉のちから その183

言葉のちから       【木村君からのメッセージ】

私がカイロプロテクタ-になって5ヵ月。
患者さんは1人から3人になったところです。
3人目の患者さんの症状を良くするのに、
ひとつ出来ない技があって、どうしても出来るようになりたくて練習を繰り返していました。
でも、出来ない・・・
出来ないんです。
思い余って、先輩先生のところまで車で6時間走って習いに行って・・・
でも、出来ない・・・
「何で出来ない? 自分はこんなに不器用ではなかったはず!」
先輩に「まだ患者さんを取らず、 出来るようになってからにすれば良かった」
と愚痴をこぼしたら・・・
「今出来る事をやってあげるだけでも、患者さんの心に刺さった串くらいは取ってあげられるのでは!」

要するに、患者さんの痛みを取るだけではなく、痛みをわかってあげるだけでもやる価値はあると言っているのです。

それはわかるけど・・・
自分の不甲斐なさと自信の無いこの気持ちをどうしたもんか?と悶々としていたら・・・

SMAPのファンクラブの会報が来て靄は晴れました。
キムタクのメッセージにこう書かれていたのです。
「ツアーが近づいているけれど、自分の中では“コンサート”っていうモチベーションではやらないと思うんだ」    

 なぜ?

「コンサートって言うと、音を追求したりすることだったりするけれど、
自分らは技量的にそこまでないと思うんで、個人的な感覚で言えば『みんなで楽しむパーティ』、そんな気持ちでやれたらなって思ってる」

驚きでした。
自分で「技量的にそこまでない」と言い切ってしまえる凄さ。

だから、「みんなで楽しもう」につながる。

そうか!