2020/2/17
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言葉のちから その178 |
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言葉のちから 【天使の羽】
かっこちゃんは、養護学校の先生です。 人の心を自分が感じているように感じ取ることの出来る、とても感受性豊かで、素直で、優しい人です。 生きる天使です。 私は、かっこちゃんが可愛くて、愛おしくて、とても尊敬しています。 大切に思っています。 かっこちゃんのエピソードが、とても素敵なのです^^ ある日、電車に乗ったら、やくざさんが学生さんをぼこぼこに殴っていたそうです。 そんなぼこぼこに殴るやくざさんを見たかっこちゃんは・・・ 抱きしめたそうです。 誰を? やくざさんを。 「えっ?」 「な・・何で!?やくざさん?学生さんの方じゃなくて!?」 「かっこちゃんは大丈夫だったの!?」 そう、思いますよね? かっこちゃんは、その時、養護学校の子供たちを思い出したのだそうです。 子供たちは時々、とっても恐いことがあると、それから一生懸命逃げようとして、暴力を振るうのだそうです。 その時に抱きしめてあげて、恐くないよ、恐くない、大丈夫だよ、とすると、落ち着くのだそうです。 それを思い出して、やくざさんのお顔が、とっても辛そうだったから・・ 「やくざさんのお顔が、とっても辛そうだったから」 抱きしめたのだそうです。 「大丈夫だよ。恐くないよ」と。 仮に恐いことがあって暴力をふるってしまう子供たちと普段接していても やくざさんが人を殴っている時、やくざさんの気持ちまで私は思いやれたでしょうか? 私は、かっこちゃんは天使だと思いました。 こんな人が、いるんだと驚き、そして、とても嬉しくなりました。 世の中にこんなに素敵な人がいるのだと、それも伝記や物語の中だけでなく、 生きてこの世にいらっしゃるのだということが、とっても、とっても嬉しかったのです^^ その後、やくざさんはどうしたと思いますか? なんと、びっくりした後、抱きしめた理由「とっても辛そうだったから」を聞いて、 わんわんと泣いたそうです。 やっぱり、やくざさんには深い悲しみがあったようなのです。 でも、その後、かっこちゃんにお願いしたそうです。 「今度から、今のようなことがあっても、やくざに抱きついたりしたらダメだよ? 俺みたいに、優しいやくざばっかりとは限らないんだからね(笑)」 なんて優しいやくざさんでしょう。 でも、これは、かっこちゃんの優しさ、純粋さがそうさせると思うのです。 幼い子供に、心配された時のように・・・ 天使に心が洗われたみたいに・・・ 「人はみんな、優しい羽を隠しているから」 byかっこちゃん |
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