2020/2/4

言葉のちから その175

 言葉のちから  【自分を好きになる】

本田さんはこう言ってました。「自分を嫌いな状態で成功すると不幸になります」

自分を嫌いな状態で成功してしまうと、嫌いな部分も一緒に拡大するので

自分の存在価値を過剰に示そうとする思いや競争意識がともに大きくなってしまうからだそうです。

ということは、僕らがまず真っ先にしたほうがいいのは、Welcome自分。

自分との仲直り。自分を好きになることですよね。

…………

本田晃一さんは、その昔、自分が嫌いで嫌いで嫌いで、要するに自分が嫌いだったそうです。

それで、オーストラリアへ自転車放浪の旅に出たのです。

「オーストラリアを自転車で一周する。そんなすごいことができたら、 自分を好きになれるのではないか?」

こうして本田さんの自分を好きになる旅オーストラリア・チャンリンコ・ツアーが幕をあけるのです。

本田さんはチャリでオーストラリアを来る日も来る日も飛ばします。

ある日、おなかがすいてきた時。マクドナルドの看板を発見。402m先にマックがあるとある。

「こんな田舎にマックがあるなんて。 安くいっぱい食べられるのですっごい嬉しい。」

と本田さんは喜んだそうです。

しかし、走れども地平線が見えるほどの大草原にはマックどころか民家すら1件も見えない。

「おかしい」引き返し看板を確認しに戻ったそうです。

看板をよ~くみてみると402mではなく402km。キロです。

402kmといえば東京-大阪間くらい。そんな先のマックの看板がでてるんです。

それほどオーストラリアはハンパなく広いってことです。

結局、チャリで大陸1周はできず、55日間に及んだ、死闘オーストラリア・チャンリンコ・ツアーは

挫折に終わってしまったのだそうです。ギブアップです。「また自分を好きになるチャンスを逃した」

このとき、本田さんはすごい、すごい、すごい悔しかったそうです。

…………

僕らは“宿題”をもって生まれてきてるそうです。

その宿題とは「いかに自分を好きになるか」by本田晃一  ということだそうです。

自分の好きな部分を50%とします。自分の好きになれない弱い部分を50%とします。

弱い自分を受け入れられたとき、はじめて人間は100%になるのだそうです。

50+50=100です。弱い部分なしには魅力100になれないってことです。

自分の嫌いな部分を受け入れないで分離したまま成功すると、ネガティブな50%はより大きくなってしまいます。だから、自分を嫌いな状態で成功すると不幸を拡大してしまうことになるのだそうです。

僕らの課題はひとつのようです。「いかに自分を好きになるか」

自分を好きになると、もっと周りの人を好きになれるし、人生がどんどんうまくいく。

…………

「また自分を好きになるチャンスを逃した」自転車で一周を挫折してしまった本田さんは、オーストラリアの飲みやで知り合ったオーストラリア人たちにたまたまこの話をしたそうです。

すると彼らは大爆笑。思わず、本田さんも一緒に笑ってしまったのだそうです。

この瞬間だそうです。ダメな自分に思わず笑ってしまったこの瞬間だそうです。

本田さんが自分を好きになれたのは。