2020/1/14

言葉のちから その171

言葉のちから   【運を開く】

 

例えば、もし、あなたが無職になったとしたら、どうやって次の仕事を見つけます?

普通だったら求人雑誌を探しますよね。

小林正観さんがお薦めする方法は、友人たち20人ほどに頼んでおくことなのだそうです。

そして、そこから来た仕事は皿洗いだろうが何だろうが、

笑顔でひたすら誠実にやり続ける。

すると、必ず道が開けるのだそうです。

必ず、です。

ここで、これは好きな仕事じゃないからなどと、より好みをしている人は「着手」がないので、

何も始まらないそうです。

小林先生の解説はこうです。

「『運は動より生ず』なのです。 この言葉が『運動』の元ですが とにかく『着手』し、

 頼まれた(与えられた、宇宙からやってきた) ことをやり続けること。

 初めから『理想の仕事』に 出会う人などほとんどいません。 まずは『動』を始めることです」

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また、弁護士や税理士などの専門家が必要になったときは、やはり電話帳などで探さずに

「いい弁護士知らない?」と友人10人に電話してみるのがいいのだそう。

良い友人を持っている人には良い弁護士が紹介されるのだそうです。

「結局は、どれほど良い友人を持っているか、ということ。 それには自分の日常生活が大きくかかわってきます。 目の前のすべての人を大事にし、 誠実に生きることは、生き方の王道です。

 

 一度約束をしたことは絶対に守る。 できそうもないことは引き受けない。

 成績を上げなくてもいいから誠実にこなしていく。

   そのように生きていれば、 自然に良い友人たちに囲まれることになります」

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この言葉、いつもかみしめるようにしています。

僕は、人にしろ仕事にしろ、より好みがけっこうあるほうで、これは大事だけど、こっちはそうでもないと分けがちなので目の前にあらわれる全てのこと、人が大事だという

この考えは、かなりガビーンときました。

「運命」という字を見てください。「運ばれてくる」と書きますよね。で、何によって運ばれてくるかというと・・・   「『人』によって運ばれるのです」by小林正観

そして、お釈迦様の悟りで「縁起の法則」というのがあるそうですが、それは、

私たちの人生は、自分の思いや努力によってつくられているのではなく、自分以外のすべてのおかげで成り立っているという意味なのだそうです。

「私たちの人生は、自分以外のすべてのおかげで成り立っている」

だとしたら・・・・・大事じゃない人なんてそもそもいないはずだもんね。