2019/12/18

言葉のちから その157

言葉のちから    【日本一】

 

ある起業家の実話だそうです。

 

その方は3店舗の飲食店の経営をしていましたが

一生懸命働いているにもかかわらず毎月150万円前後の赤字が続いていたのだそう。

打開策が見えない。

 

そんなある日、

やっと片言でちょっと話すようになった子供がなにかを自分に告げようとしています。

 

でも、何を言っているのかよくわかりません。

 

よくよく聞いてみると・・・・

 

「にほんいちのぱぱ」

 

思わず涙がこぼれたそうです。

なんと自分は情けない人間なんだろうと。

 

日本一のパパ、子供の言葉に素直にうなづけない自分が悔しい。

 

それから彼は一念発起し、なんと、料理の味まですべてを改善しようと全力で取り組み始めます。

 

研究に研究をかさねた料理が次第にお客様に喜ばれるようになり、

結果、2年後には25店舗にまで店舗数が拡大したのだそう。

 

「にほんいちのぱぱ」

この8文字の言葉が彼の人生を変えたのです。

 

ところで、なぜ、

そんな小さな子供が

「にほんいちのぱぱ」という言葉を知っていたのでしょうか。

 

彼の奥様が、普段から子供に語りかけていた言葉だったからです。

 

「あなたのパパは日本一のパパよ」