2019/11/19

言葉のちから その153

 言葉のちから 「どうしてそんなに前向きなんですか?」

 

福島 正伸さん。

アントレプレナーセンター設立。

5000名以上の起業家を育成している人材育成のプロフェッショナル。

その福島さんの講演会後の飲み会での話です。

福島さんは経営者たちに囲まれて、次から次へ浴びせられる質問にテキパキと答えていきました。

ところが2時間が過ぎるころ、誰も質問をしなくなったのだそうです。

少し寂しくなって

「どうぞ何か質問してください」と福島さんが言うとこう言われたのだそう。

「いや、もう・・・質問する意味がなくなったんです。

質問しようとすると、福島先生がどのように答えるのかがわかってしまうんです。どうせ前向きな考え方が返ってくるだろうって・・・・。だから質問する意味がないんです」

「な、なんでわかるんですか?」

「だって、この2時間、ずっとそうでしたから・・・。 そうそう、質問があります。どうして福島先生はそんなに前向きなんですか?」

そのあとに福島先生が語った言葉に僕はガビーンときました。

「どうして福島先生はそんなに前向きなんですか?」

「どうして福島先生はそんなに前向きなんですか?」

それに対して福島先生が語った言葉は

 

決めているからです。

 

「それはですね。みなさんに少しでも元気になっていただくために、 どんな質問にも前向きに答えようと、今日は決めて、 ここにいるからです」 

「後ろ向きになることは、ないんですか?」

「そういう時もありますよ。でも今日に限って言えば、 そのような選択はしないことにしています。

 目指しているところが違います」

 

考え方、生き方って、「選択」だったんだ! 生き方って選択だったんだ!

珈琲を自分の服にこぼしてしまった時。「困った」と受け止めればピンチになります。

対して、「軽く拭くだけで汚れが取れるクリーナーを開発しよう」

と思えば未来を変える素晴らしいチャンスになるかもしれない。

「すべての出来事は前向きに考えればチャンスとなり、 後ろ向きに考えればピンチとなる。

 問題が起きたことが問題ではなく、どう考えたかが本当の問題である」  by福島 正伸

ピンチとチャンスは同じ状況だったんです。

あとは、あなたが  どっちを選択するか決めればいいんです。

あなたは   ピンチが好き?   チャンスが好き?

 

選んだ方があなたの人生になります。