2019/11/14

言葉のちから その149

 言葉のちから (もう、俺はダメだ)

 

「蝋八大摂心」という中国の禅宗がはじめた修行があるそうです。

その修行の間は睡眠時間も1日わずか1時間15分で7日間も過ごすのだそうです。

臨済宗の僧侶で、芥川賞作家の玄侑宗久さんはこの修行をやられたことがあるのだそう。

非常に過酷な修行で始める前に遺言を書く。

なかには心拍数が280になって救急車で運ばれる人もいたそうです。

この修行に入るにはかなり前から入念な準備をするのだそうですが、いざ、その修行に突入したら

なにが重要になるかというと、

「自分をどれだけおだてられるか」そこなんだそうです。

自分をどれだけおだてられるかそこが勝負になるのです。

なぜなら、

「『もうダメだ』と思った途端に、ほんとうにダメになるんです」

                     by玄侑宗久

「まだいける」「この程度で死んだ人なんかいないんだから」 楽観的に自分を励まし続ける。

それがとても重要なのだそうです。

「まだいける」

「まだいける」

「まだいける」

まず、自分をおだてるんだ!

 

 

「『もうダメだ』と思った途端に、ほんとうにダメになるんです」

                     by玄侑宗久

つまり、

もうダメだと思わない限り、

ダメになることはない。

思い

それがあなたなんだ。