2019/10/29

言葉のちから その145

言葉のちから     (怖い話)

 


あるところに5人の大学生がいました。

彼らは1999年の大晦日にシンガポールに旅行に来てました。

そして運よく100階建の最上階つまり100階の部屋に泊まれることになりました。

大晦日の日彼らはシンガポールのそのホテルにチェツクインして、荷物をおいて、
街にあそびに行こうとし、ロビーを通った時にフロントの人に、

『今夜、2000年問題が起こるかもしれないので、
12時ちょうどに、ホテル内すべての電気を消します。
だからそれまでには帰ってきてくださいね。』 … … … 
しかし彼らは遊びに夢中になりその約束をすっかり忘れて12時をすぎてしまいました。
フロントも真っ暗でエレベーターも止まっている。
寒すぎてこのままフロントで寝泊まることもできない。
仕方なく彼らは100階の部屋まで階段で100階の部屋まで行くことにした。
20階…30階… 40階…とだんだんと足が棒になってきて、
50階でついにばててしまいました。
『オイ、このまま上がっていくと、本当に足が動かなくなる。
1階上がる毎に交代で怖い話をして気を紛らわそう』
と一人の人が言った。
そして1階上がるごとに怖い話しをして、なんとか上にあがっていった。
そしてついに99階にたどりつくことが出来ました。
すると最後の一人が
『いいか、俺が今から言う怖い話は…本当に怖いからな、絶対にビビルなよ』と
他の4人に強く言った。
(どんな話しだろう…)と仲間達は息を飲んだ。
そして、彼は言った。

 


『一階に… … 鍵を忘れた… … … 。』