2019/10/4

言葉のちから その129

言葉のちから                 【戦う理由】

 

 

1998年夏の甲子園の準決勝。明徳義塾VS横浜高校の

実に、素敵なエピソードを教えてもらったのです。

 

横浜高校・松坂大輔投手はその前日のPL学園との試合で

延長17回を投げ抜き準決勝では先発できなかった

試合がありましたでしょ?

 

その松坂なき横浜投手陣に明徳打線が襲いかかり、

8回表を終えた時点で6-0と大きくリードされた試合。

 

8回表を終えた時点で6-0。

誰もが負けたと思ったあの試合。

 

ところが、8回裏から横浜高校の快進撃が始まり

6-0からなんと奇跡のサヨナラ勝ちをしてしまうのです。

 

その問題の8回の裏。

エンジンを組む選手たちに横浜高校・渡辺監督は

なにを言ったのか。

 

そのひと言から快進撃は始まったのです。

 

そのひと言とは・・・

 

「この試合は勝ち負けは考えなくていい。楽しめるだけ楽しんでこい!」

 

高校生の場合、根性を入れてバットを振ると

バットのヘッドスピードは100キロくらいになるそうです。

 

しかし、8回裏、あのひと言を受けてからの

選手たちのバットスイングは120キロ

くらいになったようです。

 

 

「力を抜いてリラックスした者が勝ちます」