2019/9/30

言葉のちから その127

言葉のちから         【王監督の言葉】

 

王さんの言葉がずっと気になっています。

そう、あの王監督です。

 

彼が巨人の助監督時代だったと思いますが、ある雑誌のインタビューでこう語っていたのです。

 

「僕が監督をするのであれば、3割バッターが4,5人いるチームの監督をしたい」

 

当時ジャイアンツファンだった私は、

大好きな長島が去り、王も引退してしまった巨人に

愛想をつかしていましたが、

この王の言葉に心底がっかりしたのを憶えています。

 

思慮深いような顔して、なんと幼稚な、 そんなチームがどこにある?

 

そんなチームだったら誰も苦労しない、 優勝して当たり前じゃないか、

 

だいたい、V9の巨人だって3割バッターはON、王と長島だけだったじゃないかと。

 

王さんは馬鹿だったんだ。

 

それから急速に野球に対して興味を失った私は王さんのこともすっかり頭から消えてました。

 

たまにスポーツニュースを見るぐらい。

 

そして先日のWBC、王監督が脚光を浴び、私は20数年前の王さんの言葉を思い出しました。

 

「僕が監督をするのであれば、3割バッターが4,5人いるチームの監督をしたい。」

小久保、松中、井口、城島、・・・ 彼はすでにダイエーでそんなチームを率いてました。

優勝が当たり前のチームです。

 

しかもFAやトレードでもなく。

 

スカウトの腕がよかったのでしょうか?

選手の育成にすぐれていたのでしょうか?

運がよかったのでしょうか?

 

それとも・・・・