2019/7/31

言葉のちから その76

言葉のちから  【花はなぜ散るのか】     

御釈迦様は最後の食事をチュンダと言う青年に頂いたそうです。

その食事で御釈迦様は食中毒に当たってしまい、

チュンダは酷く自分を責めたそうです。

そのチュンダにお釈迦様がかけた言葉は・・・・

『チュンダ。。。。。。ありがとう』

「チュンダのせいじゃない。君は心を込めて私に食事を作ってくれたじゃないか。

 ありがとう。なぁ、チュンダ・・・花はなぜ散るか解るかぃ?

 

 この世に花を咲かせたからだよ。

 生きる者全てが一生に花を咲かせる。

 そして散らなければならない。

 

 偶然が重なって人も命を散らせるんだよ。

 私はチュンダの偶然のおかげで散ることができる。

 私の死で、多くの人々が命の大切さを気づくきっかけになってほしい。

 

 みんな普通と思っている空気を吸うと言うことも素晴らしいことなのだと。

 

 せっかくチュンダが作ってくれたご飯を全て食べることができない。

 食事を団子にして枕元に添えて欲しい。

 

 全ての皆に頂きます!の意味を知って欲しい。

 私たちは色んな命を頂いて生きているのだと。そこまでして生きているのだから、

 しっかり意識して欲しい!

『食事を、ありがとう!』

『生きていることに、ありがとう!』

『命を頂くことに感謝の祈りを込めて。頂きます!』」

御釈迦様は苦しみを押し堪えて笑顔を絶やさず言い聞かせたそうです。

お団子や饅頭は風習で今でも葬儀などででていますよね。

それが最初のルーツだそうです。

 

最後にこのお坊さんはこうおっしゃられました。

『彼が亡くなられ悲しいまれるのは仕方がありません。

 ですが、彼が教えてくれた財産を皆さん自分自身で感じ取ってください。

 

  命を頂いてまで生きる価値のある人になられてください。。。。。それは感謝の心です。

 

 皆さん、『ありがとう!』を忘れないでください』