2019/7/8

言葉のちから その51

 言葉のちから  【人が生まれ変わるとき】       

 

萩本欽一さん。欽ちゃんは、子供の頃、極度のあがり性だったらしい。

 

そんな欽ちゃんが、なぜ芸人を目指すようになったのか

きっかけとなった事件があるそうです。

 

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中2のとき

休み時間に黒板に落書きをしていたら

先生が来て、みんなは自分の落書きを消して逃げました。

 

しかし、欽ちゃんは要領がわるく消さずに逃げてしまいました。

 

先生はすごく怒っていたそうです。  「これを書いたのは誰?」

 

「はいっ」

欽ちゃんは手をあげたのです。

 

すると先生は

「男の子ならこれくらいのイタズラはしなくちゃね。萩本くんの落書きは面白いから許す」

怒られると思っていたら、誉められた。欽ちゃんは感激したそうです。

 

先生は、手をあげた時点で許したのでしょうね。

 

この日から、欽ちゃんは「先生に恩返しをしなくちゃ」と授業のとき、手をあげまくるようになったそうです。  極度のあがり性で今まで、手なんてあげなかったのに。

 

「あら、萩本君が手をあげてるわね。萩本君に答えてもらいましょう」

「わかりません」

先生に喜ばれたい一心で、恥ずかしさをこらえ答えもわからず、手をあげていたのです。

 

しかし、この「わかりません」がクラスでバカウケでした。

 

このときだそうです。

恥ずかしがりやの自分でも、笑ってもらうことができる。

笑いをとる気持ちよさを実感したのだそうです。

 

芸人・萩本欽一さんは  ここから始まったそうです。