2019/6/13

言葉のちから その26

 言葉のちから   【気づき】

 

明石さんまさんの話です。

さんまさん、デビュー前。笑福亭松之助さんに弟子入りした時のこと。

さんまさんが師匠の部屋掃除をしていたある日、
師匠が、「それ、楽しいか」って聞いてきたそうです。


師匠の部屋掃除。それを師匠に「楽しいか?」と聞かれる。
答えにくいです。

さんまさんは……。
「いいえ」と答えた。


すると師匠は、  「そやろ」

「そういうのが楽しいわけがない」と言ったのだそうです。


そして師匠は、この一言をくれた。

「掃除はどうしたら楽しいか考えろ」


掃除はどうしたら楽しくなるんだろう?
掃除なんて、楽しくなるわけがない……ところがです。

さんまさんはこのときに気づくのです。


「楽しくなることを考えてることは楽しい」……と。


さんまさん、18歳のときの気づきです。