2019/5/30

言葉のちから その12

言葉のちから (Hello)

 

1月21日 その日は強運の日です。
1981年の今日はロナルド・レーガンが第40代アメリカ大統領に就任した日なのです。
(69歳で就任は最年長記録)



共和党のレーガン政権の船出は暗殺未遂事件に見舞われるという幕開けになりました。
ホテルの裏口から出たところを狙撃されたのです。
弾はレーガン大統領の心臓をかすめて肺の奥深くで止まり、かなりの内出血を起していました。
救急病棟に到着したころには、意識はあったようですが、呼吸も困難な状態。
そして、いざ、弾丸摘出の 緊急手術をはじめる直前にです。
なんと、レーガン大統領は執刀外科医たちにこう言い放ったのです。
「あなた方がみな共和党員だといいんだがねえ……」
そうなんです!命がかかわる大ピンチに、アメリカン・ジュークなんです!
これほどの土壇場で、レーガンはパーフェクトに笑いをとってるんです。

執刀外科医は民主党員だったそうですが、「大統領、今日一日われわれはみんな共和党員です」と、
命がけのジョークに答えて、レーガンを喜ばせたそうです。
手術は全身麻酔を必要とする大掛りなものでした。
レーガンは70 歳の高齢者です。
そのレーガンの心臓をかすめて肺の深いとろこで相当の内出血を起しているのです。
絶体絶命です!
そんなときに命がけのジョークを繰り出したのです。
しかも、その後のレーガンは驚異的なフルスピードでみるみる回復!
なんと、3週間もしないうちに退院して、執務に戻ったのです。

 

そのときのレーガンの第一声こそ、名言中の名言です。

退院して、執務に戻ったレーガンは、第一声こう言ったのです。



「Hello」

(ロナルド・レーガン)