2019/5/10

高校から大学へ 約1千万円の学費

  大学進学も、気になるのは経済的負担。子供の将来に向けての投資と考えると必要なものとはわかっていても、長いスパンで計画的に考える必要があります。
 一方で、一定の条件のもと大学教育の無償化も検討されていますので、「目的意識を持った進学希望者」には、明るい状況になりつつあります。
 お金がかかることを考えると、進学していく大学の教育・研究の中身や将来性等はしっかりと把握して子どもたちを送り出したいものです。
 
さて、 日本政策金融公庫(東京)が行った2018年度教育費負担実態調査によると(出典)読売新聞)、
 
 高校入学から大学卒業までに必要な費用は、子ども1人あたり953万4000円であることが分かった。
 
 国立大学に進学した場合、776万7000円。私立大学文系で968万2000円。私立大学理系で1064万1000円だった。
 
 特に増えていたのが、大学入試にかかる受験料で、複数大学を併願するケースが多くなった国公立大学の進学者に増加がみられた。原因は入学定員の厳格化によるもの。
 
 また、留学をさせたい、条件が合えば留学をさせてもよいと回答したのは、54.2%とやや減少傾向。費用の負担が大きな原因という。