2020/1/8

受験前の「生物」対策

筆者は、高校教員として教科「生物」の教員であった時期があります。
 そして、日本生物教育学会の「センター試験問題分析委員会委員長」を務めていました。
 その経験から「生物」だけは皆さんにアドバイスできるかもしれません。
 
①暗記するものは自信をもって「暗記する」
 受験の際に最も困るのは、AだったかA'だったかと、似ているものに関して混同し混乱することです。あやふやな知識ほど入試では命とり。 暗記する用語や実験などは暗記する。
 各バイオームの特徴やホルモンの働きや調整に関する内容、各免疫に違い等は、知識として確実に。
 
②計算問題は類題で完璧に
 生物は、物理や化学ほど計算問題は多くありませんし、計算問題で問われる分野も限られています。 DNAに関する計算問題、神経の伝導や伝達の計算問題、個体群に関する問題などはパターン化された計算問題です。
 
③実験に関する演習も問題は限られています
 バイオテクノロジーの実験や発生と遺伝子の関係を明らかにした実験等、実験に関する問題はリード文が長かったり、図やグラフなども文中に差し込まれてきます。初めて見る実験問題も文章をよく読めば、教科書レベルの問題であることに気づきます。
 図やグラフは、縦軸や横軸が何を表しているのか、単位についても気をつけましょう。
 
最後に
 
「生物」はナマモノです。 早めに召し上がれ!
 
 が私の授業のスローガンでした。