2019/12/27

言葉のちから その164

言葉のちから  (W杯の名言集)

1カ月にわたり熱戦を繰り広げたラグビーの祭典が幕を閉じた。

2006年開催されたサッカーのW杯から。

ジーコ監督の頃です。


 ≪国中が大騒ぎ≫ウクライナ・ボロニン(初出場で8強入り)「国中が大騒ぎだ。2カ月前はサッカーに興味のなかった多くの人が、今は夢中になっている」
 ドイツ・ラーム(大会第1号ゴール)「これまでで最高のゴールの一つ。すごく感触が良かった」
 ブラジル・ロナウド(W杯通算15得点の新記録)「記録が目標ではないが、うれしい。成し遂げたことはすべて一生懸命やってきた成果だ」
 ドイツ・クリンスマン監督(開催国で3位)「観客が素晴らしく、結果も良かった。ドイツのいいイメージを世界に伝えられ、とてもハッピー」

 ≪たくさん泣いた≫韓国・李天秀(スイスに痛恨の敗戦)「勝ちたいという気持ちが強すぎたかもしれない。試合後はたくさん泣いた」
 ブラジル・ロナウジーニョ(準々決勝でフランスに敗れ)「チームが勝つことに慣れると、こういうことになってしまう。とても悲しい」
 コートジボワール・ドログバ(旋風を起こせず)「みんな本当にいいプレーをしたが、いいプレーをしても勝てるとは限らない」
 チェコ・ロシツキー(1次リーグ敗退に)「今はW杯について振り返りたくない。すべては終わった」
 オーストラリア・ヒディンク監督(イタリアに惜敗)「われわれは魅力的なサッカーをしようとしただけで、相手は結果をしっかり出すサッカーをした。それがこの2チームの差だ」
 ポルトガル・フェリペ監督(3位決定戦に)「商売としてはいいかもしれないが、現場にとっては出場するのが幸せというよりも苦痛だ」
 トーゴ・プフィスター監督(選手と協会のボーナス闘争に閉口)「問題は解決したようだが、内容は知らないし、知りたくもない」

 ≪若手に託したい≫サウジアラビア・ジャベル(4度目のW杯を終え)「欧州勢との格差を痛感した。やはり厳しかった。この大会を経験した若手に夢を託したい」
 アルゼンチン・ペケルマン監督(準々決勝敗退、辞任)「一つのサイクルが終わった。続ける気持ちはない。素晴らしく誇れる選手たちだ」
 ポルトガル・フィーゴ(3位決定戦後、代表引退を表明)「チームは監督の手腕でたくましくなった。W杯を制する日もそう遠くはない」
 ドイツ・カーン(最後のW杯は3位決定戦のみ出場)「感傷があるかと問われたら、優勝者としてここに今立っていたらという感情はある」

 ≪力が足りなかった≫日本・中田英(3度目のW杯は1分け2敗)「1回目はどういうものか分からなくて、2回目はホームで…。(今回は)初めてW杯を戦っていると思った。まだまだ自分たちの力が足りなかった」
 日本・三都主(手痛い逆転を許したオーストラリア戦に)「同点になってバタバタした。最後の10分間は最低だった」
 日本・ジーコ監督(1次リーグで敗退、帰国後に)「すべてを尽くしてチームを導いたつもり。悔いも恥もない」 (共同)