2019/10/12

台風クライシス

台風 ハリケーン サイクロン

それぞれ最大風速の基準に違いはありますが、熱帯低気圧が存在する地域によって、その呼ばれ方が違います。

台風は東経180度より西の北西太平洋および南シナ海で日本の分類です。
ハリケーンは北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北太平洋東部、タイフーンは北太平洋西部、サイクロンはベンガル湾、北インド洋に存在する熱帯低気圧を指します。

東太平洋のハリケーンが東経180度を横切れば台風の発生となります。
台風とタイフーンは似ていますが、基準となる最大風速に違いがあります。

また、ローカル名ですがオーストラリア西海岸ではウイリウイリー、フィリピンではバギオと呼ばれます。

 

台風の強さの目安に気圧があります。

気圧が下がるにつれて台風は大きくなります。

弱い 990hpa以上

並み 960~989hpa
強い 930~959hpa
猛烈 900hpa

 

台風の右側が危険

台風の風には特徴があり、中心付近は台風の目と呼ばれ、比較的弱い領域で、台風の目の周辺が最も強い領域です。また、一般的に台風の進行方向に向かって右側が左側に比べ強く吹きます。

台風は巨大な空気の渦巻きで、地上付近では反時計まわりに台風の中心に向かって吹き込んでいます。

そのため、台風の右側は台風自身の風と台風を移動させる流れの方向が一致するためで、左側ではこれらが逆になるため、右側に比べて弱くなります。

また、台風の右側前方では船舶は中心に向かって吹き寄せられるため『危険半円』と呼ばれ、左側では台風から遠ざかるように吹き流されるので『可航半円』と呼ばれています。