2019/10/10

学生気質 日本 韓国 中国

最近、韓国や香港でのデモのニュースが流れています。
  各国の事情や背景について詳しいわけではありませんが、政治や国のあり方などに関して、学生の熱量の違いを感じます。
新聞によると
 韓国で大卒の失業者が初めて50万人を超えた。「良い職業に就くため」大学で学んだものの、高い学歴に見合った働き口が少ないというのが要因らしい。危機感は強く、韓国メディアでは「中国人のように挑戦と創業を」とか「少ない給料でも不平不満を漏らさず就職する日本の大学生を見よ」といわんばかりの議論も。
  さらに、韓国メディアの日本の学生評は
日本では、生活費をアルバイトで稼ぐ学生が多く親への依存は少ない。サークル活動にも熱心で、勉強に充てる時間は少ないが協調性が養われる-のだという。就職に当たっては「安定した企業で問題を起こさず、長期間勤務することを望む」とする。 その結果「覇気は消えている。期待レベルを下げて臨むため、就職率は高いが国家経済レベルに比べて個人の所得は多くない。ほとんどの日本人は所得が少ないからといって表に不平不満を表さない」。
 
アメリカのメディアの中国学生評は
国が豊かになった今もなお中国人学生があか抜けない理由として記事は、今の中国の保護者が教育をあまりに重視し過ぎており、ピアノや美術、ダンスといった習い事をさせても「気質を育むためではなく、あくまで試験の点数を上乗せする、あるいは『見せびらかせの道具』としか認識していない」ことにあると指摘した。
さらに、大半の学校がジャージーを制服に採用している中国国内の事情にも注文。「子どもにこんな服を着せていたのでは、白鳥だって醜いアヒルになってしまう」と痛切に批評した。
 
 というように韓国では学生の就職難が国への不満の一つにあるようです。一方中国では保護者の子育てや教育に対する姿勢が大きく影響しているようです。日本の学生は覇気がないという評価も気になるところ。
 どちらにしてもう国を支える主体となるのはその時代の若者たちであることは確か。
 解答が一つに定まらない社会、課題を解決すると同時に課題を発見する能力も求められます。その延長線上に今の入試改革も始まりました。
 過激なデモに参加しなくても暴力に訴えなくても、理性的かつバランス感覚をもつ人材が求められるのかもしれません。
 
 皆さんは、ニュースで流れる世界中の学生の姿をどのように見ているのでしょうか。