2019/10/8

言葉のちから その132

 

言葉のちから

 

○同じ目線に立つのが大切……

 ドキュメンタリー撮影で訪れたベトナムでは、子どもたちに楽器演奏を教えた。子供と接して実感したのは、「『先生』だからと高みに登るのではなく、同じ目線に立つのが大切だということ」だった。(讀賣新聞-00/10/30-ALBUM私の先生→大江千里さん←)

○『生きていて良かった』と思う瞬間のために……

 人間はいつか来る『生きていて良かった』と思う瞬間のために生きているわけでしょう。ところが、こういう素朴で大切なことを自覚している人が少なすぎる。学校の先生もそう。(朝日新聞-00/10/15-ひと→みなみらんぼうが武蔵野市の教育委員に←)

 

○通いたい学校とは……

 教育現場からの「私が生徒であったとして、また教師であったとして、通いたい学校とは」といった問いかけを引き出す努力がまずなされるべきではないか。

 

○「教育」とは……」

 「教育」とは字の如く「教える」と「育てる」の2つの意味を含んでいます。「生きる力」をつけるとは、いかに育てるかであって、いかに教えるかではありません。(中日新聞-00/10/02-教育について思うこと)

 

○『朝の読書』が支持を受ける秘密……

 『朝の読書』がほとんどの生徒たちに支持を受ける秘密は……*みんなでやる(学校全体で、先生も)*毎日やる(10分間だが毎日続ける)*好きな本でよい(読む本は自分で選ぶ)*ただ読むだけ(本を読むこと以外何も求めない)--理念はこれだけ(中日新聞-00/10/05-中日春秋)

 

○IT革命は……

 「パソコンによる差別化」を研究テーマに参加した人は、IT革命は明治初期に「読み書き」ができるかどうかが、生活レベルのかぎであったことに匹敵するのではと、分析しています。

(中日新聞-00/10/01-元気に向老学)

 

○若者の食事を見れば……

 食の国フランスには、こんなことばがある。<若者の食事を見れば、その国の未来が分かる>

(朝日新聞-00/10/01-天声人語)

 

○口先だけの言葉では……

 口先だけの言葉ではいけない。「心からほめ・叱る」。それから「おだてず“ほめ”、怒らないで“叱る”」(中日新聞-00/10/01-中日春秋)