2019/8/29

言葉のちから その103

言葉のちから  【悩まない病気】

 

 

ある日、その女性は事故に遭いました。

その女性のお母さんは、

「こんな事故に遭ってしまって、本人は相当ショックを受けているだろう」

と心配したのに、本人は、何もなかったかのように、ニコニコしていたんだそうです。

やっぱりこれは何かおかしいと思って診てもらったら、

悩まなくなる病気と診断されたそうです。

 

私、今までそんな病気があるなんて知らなかったし、

そんな病気があるなんて、夢にも思っていませんでした。

 

 

「悩まないなんていいじゃない!」 

なんて思ってはいけないんですね。

悩むというのは、先のことを考える能力があるからなんだそうです。

 

 

その女性は、事故で頭をぶつけた衝撃かなにかで、その病気になったらしいのですが、

「昔の自分より、今の悩まない自分の方が好きだ」というんですね。

 

悩まないで、明るく笑っていられるからだそうです。

 

 

 

 

でも、先生(医師)は、

 

「何も悩まないで、明るく笑っているのと、

 悩んでも、それを乗り越えて、明るく笑っているのとでは違うんだよ。

 例えば何か失敗しても、悩み考えることによって、そこから学んで、

 次は失敗しないように対処することができるんだよ。」

 

と話されました。