2019/8/4

海なし県だが魚大好き!

山梨は とてもユニークな県です。
 海はないのに、人口あたりの寿司屋の数が日本一。マグロの消費量でも市区町村別で甲府市が2位にランクイン。 確かに筆者もよく行く回転寿司の多さには驚きです。
 
 「海産物への憧れ」がよく言われますが、輸送手段が確立し、冷凍ではあるが新鮮な刺身が食べられるようになりました。 
 昔から魚食文化が盛んな土地であったのは、富士川ルートで日本有数の静岡とつながっていたから。煮貝(アワビの煮物)は特産品となり、「漬けマグロ」は古くから導入されていた。
 
 寿司屋が多いのは、実は伝統的な現象。そもそも寿司は今のような刺し身を食べるのではなく、酢で締めた保存用の魚を食べることもあります。コハダこそが寿司の頂点などと言われるくらいです。つまり、魚は食べたいが新鮮さが重要となる刺し身や焼き魚は無理があっても煮魚や酢じめはずっと昔から食べていたのである意味「保存食屋」としての寿司屋が多いのも納得。