2019/7/18

字が汚いは受験に不利か?!

 大学入学共通テストの国語と数学に記述式で解答する問題があることは、このブログでも何度も取り上げました。共通テストだけでなく、個別試験や小論文などは記述式がほとんど。
 採点者は誰がするのか、間違いはないのか、字が汚いと不利なのか・・・・。心配はつきません。
 
少し古い本ですが「受験伝説」(KAWADE夢文庫)によると
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 センター試験に限らず、受験生の多い大学ではほとんどマーク方式を導入している。この傾向に喜んでいるのは、漢字が苦手な人と、自そのものが苦手な人。普通の鉛筆やボールペンで書く字が汚い人にとっては天の恵みかもしれない。
 記述式もマークシートも問題そのものの難易度はさほど変わらないが、マークシートは人間の感情の入り込む余地はない。しかし、記述式の問題は、採点するのは人間である。当然、採点者の感情が入る。そんなバカなと思うかもしれないが、実際はそんなものである。(とこの本には書いてある)
 採点するのは、大学院生や助手であることもある。時給いくら、あるいは1枚いくらのアルバイトである。記号で選べとか、(  )内に適語を入れよと
いう程度の問題であれば、多少字が汚くてもちゃんと採点してくれるが、200字以内で述べよ、というところは字が汚いと、それだけでどうしてもマイナスの印象を与えてしまう。大量の解答用紙を採点するのだ、読みにくい字が並んでいると、書いている字が薄くて判別しにくいと、それだけで読む気が失せるのも当然だろう。
 これが予備校などの模擬試験だと、解答用紙が返却されるが、本番の入試は解答が返却されない。点数さえもわからない。
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 という内容。きれいな字でなくても読みやすい字、採点者の立場に立った文字を書くことも実力を発揮することにつながる。筆者も書いた字に自信はないが、読みやすい字を書こうと意識さえすれば、読みやすい字は書けるもの。大切なことは、他人から見てどのように見えるかということ。ぜひ、自分の書いた字について、友達にも意見を聞いてみてはどうか。