2019/6/2

山梨の魅力 =花の季節=

 休みごとに山梨の自然や文化を満喫しようと、毎週何かしらのイベントに出かけています。
 
 今日は、山梨の魅力が詰まった韮崎市にある「甘利山」(標高1671m)。 九州北部で生活した私にとって、1000mを超える山は身近ではそんなにありません。阿蘇や九重は有名ですが、それでも1700mを少し越えるくらいと甘利山と同じ規模です。
 
 山梨県人には身近な甘利山、シカの食害で貴重な植物が荒らされているようです。それでも、レンゲツツジやミツバツツジきれいです。今日は、まだまだつぼみのものが多く残念でした。
 その代わりにズミの花がきれいに咲いていました。
 
 ズミの花
実がすっぱいから、「酢実」が由来とのこと
 
 
 帰りには、双葉IC「桑の実摘み」というイベントの旗が並んでいたので立ち寄ってみました。
 山梨は、養蚕業も盛んで蚕のエサとなる桑の栽培が盛んです。そんな桑畑にはたわわに桑の実が実をつけていました。桑の実は、人工甘味料とは違ったとてもやさしい甘みがあります。舌が紫色になるのも一興です。
 高校生で桑の実を見る機会のない生徒も多いと思います。
 カエルやイモリの卵割の段階に「桑実胚」というのがありますね。桑の実を見たことがあれば「なるほど!」と実感できるほど似ています。
 私たちの生活に密着していたものが、時代とともに減っていくことで、実感や体験が薄れていくということでしょう。
 
 
 
  山梨の魅力は、新しいものと古いものがうまく調和しているところです。
 東京がすぐ隣にあり、思い立てば新宿まではあっという間です。同じ感覚で思い立てば南アルプスの山々に立つこともできます。