2019/5/22
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トリアージ訓練を取材してきた |
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5月11日(土) 山梨大学医学部において、災害を想定した「トリアージ訓練」が行われました。 トリアージ訓練とは、災害・事故現場などで一時に大勢の負傷者が発生した時に、重症度によって治療の順番を決めることを言います。 つまり、重症度の判断をいろんな状況を想定して訓練をするためには、ケガや病気をした人たち(傷病者)が必要です。しかし、けがをした人が常にいるはずもないので、病気やケガをした人を化粧などを施してその状況を作る準備(ムラージュ)が必要です。 アドミッションセンターのS先生はイラストが専門です。ムラージュも経験があり、まるでケガした人がその場にいるかのように処理していくのはさすがでした。 そうして準備した傷病者が病院に殺到した設定で、トリアージが始まります。 START法では、負傷者が①歩行できるか、②呼吸はしているか、③呼吸数はどうか、④循環状態はどうか、⑤意識レベルはどうか、によって負傷者を、緑色(保留群)、黄色(待機的治療群)、赤色(最優先治療群)、黒色(無呼吸群)に分けて行きます。 トリアージの正確さと迅速さが生命を分けることになるでしょう。 訓練では、山梨大学医学部病院総出で、地域の方々の協力を得ながら訓練が進んでいました。 医学や看護を目指す人たちへ。 日々研修と訓練も学びのひとつです。 |
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