2019/5/22

入試の電子化が進行中(JBSについて)

 第1回高大研(5月16日)の際に、J-Bridge System について、開発元の河合塾の担当の方からご説明いただきました。
 
 
 これまでも、入試選抜のデジタル化が年々進行しています。いまや、WEB出願は当たり前。さらに2022年からは調査書の電子化が始まるという新聞記事も。
 高校現場では、Japan e-ポートフォリオなどのデジタルポートフォリオも導入されています。
 
 そんな中各大学が、受験生が入力した活動記録や資格、各種大会の記録を選抜規準(ルーブリック)を用いてパソコン上で選抜の一部を実施できるというシステムがJBS(J-Bridge System)です。
 すでに、佐賀大学や九州工業大学等 河合塾系列(KEIアドバンス社)のWEB出願システムを導入している大学をはじめ、JBSによる選抜作業を導入している大学も出てきました。
 
 これまで、高校側の「提出した書類=調査書や活動報告書など=はどのように、大学では活用していますか?」という疑問に対して、しっかりとシステム化し選抜に活用しているという事例にもなります。
 
 一方で、「学校推薦型選抜や総合型選抜などの主体性の評価に関しては、しっかりと時間をかけて多面的な評価を行うことが重要であるとされてきた。それなのに、機械的に短時間で選抜を行うことは、じっくりと一人一人を見ようとする選抜方法に反するのではないか」という質問も出されました。
 
 今後、この「主体性の評価」「提出書類の活用」などは高大研の研究テーマとして継続していく予定です。