2019/4/26

大型連休に山梨の魅力を再考

山梨に住んで2年が経過しました。
 それまで長崎に生まれ育った九州人の視点から山梨の魅力を再考してみたいと思います。長崎市では5月の連休前の土日に「長崎帆船まつり」が開催されます。世界中、国内から多くの帆船が長崎港に寄港するのです。数年前にNHK大河ドラマ「竜馬が行く」で資料された帆船も展示されました。ちなみに、そのときに竜馬役を演じた福山雅治さんも長崎出身です。海に面して、離島が数多くある長崎はある意味山梨と対極の地方かもしれません。
 
 
山梨の魅力を複眼的な視点で考えてみる 
 
 私が生活をしていた長崎県大村市には大村公園があり、桜の名所です。最近では、TV番組「池の水を全部抜きました」で、ボラ3000匹の大量死で話題になった公園でもあります。そこには、「オオムラザクラ」という国の天然記念物に指定されている、花弁が200枚以上 重なった二段咲きの桜があります。
 
 これまで私の生活や文化は長崎が中心であり、全てが長崎基準でした。
 
 そして、山梨で生活をしてみると、いろんな驚きがあります。土日には、毎朝花火の破裂音で目が覚めます。地元に人に聞いても「何かのイベントがある」とだけ教えてくれます。「何のイベントの告知ですか?」と聞いてもそこまでは誰も知らずに明確な答えを聞いたことがありません。自分の現在地を八ヶ岳がどの方向に見えるかで判断することも新鮮でした。山梨の人にとっては、生活全てが山梨基準なのです。武田信玄公に魅力と誇りをもって熱く語る山梨の人々、50年以上も前まで長崎でもよく耳にしていた「無尽」という言葉(制度)が定着していることへの驚き。
 
 このように考えると、山梨を外からの視点・複眼的な視点で考えると、その魅力を再発見することができます。そのことに気づいた人たちの多くが山梨へ移住を決め、今までとは違った生活スタイルを実現できると考えているのです。
 アドミッションセンターでは、そんな魅力を大学の中から発信をしていくことで新たな視点を提供できると考えています。長崎の魅力を長崎に住んできた私が語るように、山梨の魅力を、山梨で学び育った人たち(大学生や大学の人たち)が熱く語れる場がこのHPでありたいと思っています。